【チラ裏】世界一ホワイトな会社がなくなった

雑記

会社がなくなった。

冗談でも何でもなく。

勤めていた会社がなくなった。

今日は「世界一ホワイトな会社がなくなった。」という話。

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世界一ホワイトな会社がなくなった。

昨日、世界一ホワイトな会社がなくなった。
僕が約一年の間ライターの仕事をさせてもらっていた会社だ。

会社をたたむことを社長から告げられたのは、今年に入ってから。
年末の時点で社長から、売上が落ち込んでいるという話を聞いていた。
だから今年、何とかして立て直したいと意気込んでいただけに、この告知はとてもショックだった。

仕事がなくなる不安や収入の減少といった現実的な問題。
そんなことよりも、

さみしい。

この感情が今一番の問題だ。

さみしい。
本当にさみしい。

もしもあの時応募していなかったら

あの日あの時あの場所で

小田和正さんが脳内で歌ってる。
そう。
名古屋市図書館のサイトに掲載されてた求人バナー。
応募条件に「35歳まで」と書かれていたにも関わらず、41の僕は応募した。

「年齢の条件を大幅に上回っておりますが、ご検討いただけますと幸いです。」

図々しいと思いながらもメールした。
そのおかげで、僕はこの会社と出会えた。

家族のような人達

職場に行くのが楽しかった。
勉強するのが楽しかった。
知識が増えていくのが楽しかった。
表現は悪いが、学生時代に戻ったかのような自由さの中で、のびのびと作業させてもらった。

お菓子食べ放題。
飲み物飲み放題。
お昼はお弁当が出た。
私用での休みもすべて許可してもらえた。
必要なものは何でも用意してもらえた。

だけど何よりありがたかったのは、一緒に働く人達に恵まれたことだ。

心の温かい人達と仕事が出来たこと。

それが何より幸せなことだった。
転職の多い人生だったけれど、こんなにも温かい人達と働いた経験はこれまでに一度もなかった。

感謝と心残り

ひたすら感謝している。

こんなことになってしまって申し訳ない

そう謝る社長を前にして、僕の方が申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
ただただ感謝している。

そして、ただただ与えてもらうばかりで、何一つ恩返しが出来なかったこと。
それがひたすら心残りだ。

この人の役に立ちたい

そう思える人にせっかく出会えたのに。

二度目の楽園は自分の手で

世界一ホワイトな会社はなくなってしまった。

ブラックな会社が世の中に溢れている昨今。
多分ホワイトな会社というのは、都市伝説にも等しい存在なんじゃないかと思う。
この会社で働けた経験は、僕にとって本当に奇跡だった気がする。

この会社に出会わなければ、僕はこのブログを始めていない。
いつかライターとして恩返しをしたい。
そんなことを考えながら文章を書いている。

世界一ホワイトな会社はなくなってしまった。

けれど、

もしこれから僕が会社を作るなら、世界一ホワイトな会社にしたい。

だけど、
やっぱり今一番の問題は、

さみしい。

という気持ちだったりする。

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