【パシフィックリムアップライジング】ダメ過ぎ理由3つ【偏好批評】

趣味

パシフィック・リム:アップライジングを鑑賞済みのみなさんこんにちは!
ようやくパシフィック・リム:アップライジングを観てきた僕です。

前作パシフィック・リムをもう一度観てストーリーのおさらいをし、万全の体制でのぞみました。

正直に言います。

全然面白くなかった!

UPRISING(反乱・暴動)したいのはこっちだよ!

チケット代1400円はもちろん、上映時間+行き帰りの時間まで損した気分でかなりぐったりしてます。
先週末にレンタルで観た「高台家の人々」の方がずっとずっと面白かった…。

全然畑違いの作品ですけどね。

そんなわけで今日は「パシフィック・リムの続編がぐったりするほどつまんなかった3つの理由」について書きます。
パシフィック・リム:アップライジングを観て同じように感じた方と気持ちを共有出来ればうれしいです。

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ストーリーの無理矢理感がひどい

まずはストーリーについて。

何で続編作ったの?

って聞きたいくらい無理矢理な展開で驚きました。

KAIJU撃退後の世界?

前作パシフィック・リムのラストで、人類はKAIJUとKAIJUを送り込んでいた異星人との戦いに勝利しました。
そのため今作アップライジングは、KAIJUの脅威が去った平和な世界が舞台です。

前作にも多少の無理矢理感はありましたが、今作は続きをやるために付け加えられた設定が薄っぺらい気がしました。
10年という時間の経過だったり、KAIJUへの不安のためにイェーガーの開発が未だに続いていたり、怪しげな中国企業が出てきたりと、設定にインパクトがないのが残念です。

何と戦っているのかが分からない

KAIJUの脅威が去って10年後の世界。
KAIJU対策の軍隊は「またKAIJUがやってくるかもしれない」という理由で存続してました。

現実世界でも軍縮が叫ばれる中で「万が一」のために兵器を作り続けてますからね。
地球外のとんでもない脅威に対しての不安に対して、対抗策を用意しておくのも大切だとは思います。

そういった曖昧で漠然とした不安と向き合っている状況なので、とにかくモヤっと感がすごかったです。
警護のために出撃とか全然状況飲み込めなくて全然ワクワクしない

状況説明が下手

冒頭から前作パシフィック・リムの設定を理解していること前提で話が進んでいくことに違和感を覚えました。
個人的には一作目のように、世界背景から説明をしていく方が物語への没入感を高める気がするんです。
好みの問題ですかね?

解説なしでも雰囲気で分かってくれ

という観客に丸投げしたやり方で説明を省いてる箇所が多くて、物語にまったく入り込めませんでした。

綺麗にまとまり過ぎてしらける

聞き分けの良い人達

理由があって軍隊を去った主人公って設定なのに、何であっさり戻っちゃうの?
何でそんなあっさり戻ってきたやつがエラそうにしてんの?
親の七光り?

前作ではブレインハンドシェイクって結構命懸けっぽいとこなかった?
適正のあるなしはもちろん、過去の記憶に囚われてしまってとんでもないことになるとか。
今作では技術が進んで危なくなくなったのは良いんだけど、その分

観てるこっち側にも緊迫感が全然ないよ!

せっかくの新田真剣佑さんもなんか聞き分けの良い学級委員みたいな使われ方で釈然としない。

質の良い海賊版を観てる気分

パシリムの続編を観に行ったはずなんだけど、

リム

だったり

シリム

だったんじゃないかと疑ってしまうくらいのコレジャナイ感

映像は綺麗だしイェーガーの動きもとてもスマートでカッコイイ武器がたくさん!
でも何かそれって全然望んでない部分

無骨な巨体同士がぶつかり合うガチの殴り合いが観たかった。

もう全然コレジャナイ感

「ぼくがかんがえたさいきょうの◎◎」

最後のKAIJU★大合体は厨二ではなく消防思考でマジ唖然

中学生でももっとマシなラスボス考えると思うよ?

イェーガーVSイェーガーをやってみたかったって

オブシディアン・フューリーの噛ませ犬感がひどすぎる!

てか何で名前ついてんの
名前必要?フィギュア売るための商品名でしかなくない?

登場人物に全然感情移入出来ない

人物が全然描けていない

主人公とその相棒と何かしらの関係を匂わせるだけの整備士の女性

すんげーモヤっとする!

そもそもちゃんと描く気がないならそういう設定削っておいてくれないかな!

前作キャラの扱いのひどさ

世界を救ったローリーはどこへ!?
ハークは司令官の座から降ろされたの?死んだの?

それよりも

なんでマコすぐ死んでしまうん?

主要キャラ総入れ替えするならするで、何で科学者二人は残したの?

おっさんには馴染みが薄い声優陣

前作はちょうど僕の虹ヲタ全盛期の声優さんが95%を占める作品でした。
それに対して今回は、物語も世代交代しているのに合わせたのか、はたまた予算の都合なのか最近の声優さんがほとんど。

主人公・相棒・ヒロインの3名は以下の方々が演じてました。

  • 中村悠一 スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)
  • 小野大輔 空条承太郎(ジョジョの奇妙な冒険)
  • 早見沙織 蛇喰夢子(賭ケグルイ)

実力のある方たちで演技も違和感ないんですけど、世代の違いからか馴染みが薄くて…

まとめ

チケットショップで買ったムビチケ

いかがでしたでしょうか?

デル・トロ監督。シェイプオブウォーターで全部出し切っちゃったんじゃない?

とか思ったら、シェイプオブウォーターに専念したいから、こっちの監督降りたんだってね!
ていうかこんなデル・トロ監督にしか作れないようなヲタク映画を、スティーヴン・S・デナイト監督もよくもまぁ引き受けましたよ。
その心意気は評価したい!

個人的にパシフィック・リム:アップライジングは、吹替・字幕を語る以前にまったく熱くなれない作品でした。

なんかよく分からないけどロボットが怪獣とカッコ良くたたかう映画

ってくらいで満足出来る人も世の中にはたくさんいると思うので、娯楽映画としては成功なのかな?
ですがそれってちょっと客をバカにし過ぎてないかなって思ったりもするんです。

個人的には全然面白くなかったんですが、知り合いは絶賛してたので、僕の感性や嗜好に合わなかったんだと思うことにします。

パシリムはやっぱり第一作目を吹替で観るのが一番良いです。

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