【読書余話】活字嫌いが読書好きになった理由【ショーペンハウアー】

趣味

読書好きのみなさんこんにちは!
実はおっさんになってから読書がとても好きになった僕です。

みなさんが本を好きになったきっかけは何ですか?

僕の父親はいわゆる活字中毒ってくらいに本を読む人なんですが、僕自身といえば子供の頃から読書にはほとんど興味がありませんでした

漫画なんか読むな。本を読め。

それが父親の口癖でした。
その反動か反抗かは分かりませんが、30代も後半を迎えるまで僕は漫画漬けの日々を送りました。
漫画のジャケ買いは日常茶飯事で、家鳴りがするレベルで家に漫画が並んでいました。

活字が嫌いなわけではありません。
10代に厨二病を発病してからはライトノベルをたくさん読みました。
20代の自分探しに必死だった頃は自己啓発書を何冊も読みました。
30代は趣味は読書と言いたいがために有名な作家さんの小説をそこそこ読みました。

じゃあ何故これまで本を読むのを避けてたんでしょうか?

一番大きいのは、本を読むにはけっこうな時間がかかるということです。
漫画だと一冊2-30分で読めますからね。
お手軽です。

それに対して本は、文字の多い実用書なら漫画とほぼ変わらない感覚で読めますが、300ページくらいの文庫本だと、トータル5-6時間くらいかかります。
ものすんごい面白い本とか読みやすい本だと、まれに3-4時間で読めるくらいですが、どちらにしても何時間という単位で時間がかかります

本を読むにはそれなりに時間が必要。

これは間違いないと思います。
では逆に、どうして今になって本を読む気になったというか、ひたすら本を読みたいと感じるようになったんでしょうか?
それは、にこやかな友人と始めた読書感想文交換がきっかけでした。

月に一冊同じ本を読んで感想を共有する。

それを約一年半続けました。
今思うとたった一冊?とも思うのですが、月に一冊本を読むのすら大変だった時期もありましたね。
ですが、この習慣は僕の中に本への興味と読書の心地よさを育てたと思います。

本を読むことは楽しいです。

そこにはいろんな世界が広がっているからです。
なんていうと、何か教科書解答みたいで面白くないですが、本当にいろんなことを知ることが出来ます。
そして、次々と新しい興味を自分の中に感じる事が出来ます

ネットで見てたページの中に、分からない言葉が入っていたら、またネットで検索したりするじゃないですか?
本と本もそうやってリンクしていると思います。

ある本を読むことで、次の本に興味を持つ。

多分永遠に続いていくであろうこのリンクは、本当に興味深いと思うのです。

ショーペンハウアーというドイツの哲学者の言葉を引用させてもらいます。

読書とは、自分で考える代わりに他のだれかにものを考えてもらうことである。

読書は他人の思考に触れる行為です。
専門家はどう考えているのかを、手軽に知ることが出来るのが本です。

読書には時間をかけるだけの価値があると今の僕は思っています。
この歳でようやく気付いたことなので、もしも自分に子供が出来たら、

本を読む時間を作れ。その時間の中で漫画も読め。

と教えるつもりです。

ちなみに僕の現在の読書量は多い時で月に4-5冊(実用書含む)。
父親の読書量は週に4-5冊(会社員時代)。
仕事辞めてからはもっと読んでるかも。

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