お葬式に行って来ました。
数回しか会ったことはない方ですが、とても穏やかな人で優しい口調の方でした。
お葬式に参加させてもらって、その方がどれだけ周りから愛されていたか分かりました。
また一人、僕を知ってる人が旅立った
その事実に向き合うことは、いつだって悲しいです。
帰宅して喪服を脱いで腰を下ろしたら、自然と涙が溢れてきました。
「ばあちゃんに会いたい」
今日はそういう話。
うちのばあちゃん
とても優しいばあちゃんでした。
初孫だった僕をとにかくもうバカ可愛がりしてくれました。
いつでも味方でいてくれました。
いつでも見守ってくれていました。
怒って大きな声を出すことはなかったです。
それはじいちゃんの仕事だったから。
いつも穏やかでにこやかで器用なばあちゃん。
実家に帰ると好物をたくさん作ってくれました。
ちょっとした東京のお土産を宝物のように喜んでくれました。
もう帰ってもいないんだよなぁ。
会いたいなぁ。
ばあちゃんの命日
11/22。
僕の40歳の誕生日でした。
その前の10月末に母から聞いた時は「もう先は長くない」って言われてました。
それから1ヶ月生きててくれました。
おめでとうを言うために頑張ってくれていた
そう解釈しました。
ばあちゃんありがとう。
ばあちゃんに会いたい
お葬式に参加すると無性にタバコが吸いたくなります。
僕の20代は結構なヘビースモーカーでした。
ばあちゃんがいつも「タバコやめんね(タバコはやめなさい)」と言ってたのを覚えています。
聞くつもりはありませんでした。
タバコ吸ってる自分に酔ってました。
でもばあちゃんに癌が見つかったと母から聞かされた日、僕はタバコをやめました。
もう二度とタバコは吸わないから、ばあちゃんと過ごす時間を少しでも長くしてください
そう神様に頼みました。
そのおかげなのかなんなのか、ばあちゃんはそれから5年生きられました。
いつも楽しそうに笑ってるから、癌も消えたんじゃないかって思うくらいでした。
お葬式の線香の香りは、タバコの煙を思い出させます。
タバコやめてからもう8年近くになりますが、あれ以来吸いたくなるのはお葬式の時だけです。
タバコを吸ったらまた、ばあちゃんが「タバコやめんね」と言ってくれるような気がして。
あなたの声が聞きたいよ。
優しいあなたの声で怒られたいよ。
会いたいなぁ。
ばあちゃんに会いたいよ。