犬に顔を舐められてうひゃぁってなったことのあるみなさんこんにちは!
昨日久々に犬に顔を舐められてうひゃぁってなった僕です。
会社の朝礼中に。
…
以前世界一ホワイトな会社がなくなった事を書きました。
その後なんやかんやあって、今月アタマから新しい会社にお世話になっています。
その会社がまた結構変わってまして、社内の仕組みやら社員さんが変わってるのはもちろんなんですが、なんと職場に放し飼いの犬がいるんです。
4匹も。
4匹も!?
黒と白のラブラドール・レトリーバーが2匹ずついます。
仕事中足元を通ったり、ソファや通路で寝てたり、朝礼や会議に参加したり、犬同士でじゃれ合ったり、結構好き放題してます。
ですが、非常に大人しくてかしこい子たちばかりで、滅多なことでは吠えたり騒いだりはしないため、仕事の邪魔になることはないです。
むしろ癒やし。
とまぁ、そんな職場で昨日朝礼に出たら1匹が社員に混じって参加してまして、あちこちでいろんな人の手やら顔やら舐めながら僕のとこまでやってくると、
うひゃぁってくらいに顔を舐められました。
朝ごはんの匂いがしたとか、前日のいちご狩りの香りが残ってたとか、いろんな理由を考えましたが、気になったので「犬が人の顔を舐める理由」を調べたら、なんかとてもほっこりしたので、今日は「犬が人の顔を舐める理由」について書きます。
犬に顔を舐められてうひゃぁってなってしまった方たちの参考になればうれしいです。
僕と犬との微妙な距離感
僕は犬が苦手です。
ですが年寄り・子供と動物には絶大な人気があります。
公園に行けば子供たちからあれこれちょっかいをだされ、駅周辺ではお年寄りからしょっちゅう道や乗る電車を聞かれます。
自分ではこれを、
思考回路は子供に近く、移動速度は老人に近いため
と分析しています。
得てしてこういうタイプの大人は成人女性からは敬遠されがちです。
ええ。分かってます。
そしてかなりの割合で動物に懐かれます。
たいがいの野良猫は僕に対してフレンドリーです。
自分でも一番驚いたのはアヒルを飼ってる方がたまたま公園に散歩に来ててそのアヒルに懐かれた時。
「普段はめったに他人には懐かないんだよね」と飼い主さんから言われて唖然としました。
ファイナルファンタジー的に言うと獣使いが僕の天職でしょう。
やっぱりこういうタイプのジョブも成人女性を含むパーティからは敬遠されがち。
ですよねー。
モテない人生でした。
…。
話が逸れました。
そんな成人女性にはまったく人気はないものの、年寄り・子供と動物に絶大な人気を誇る僕が、犬に関してだけは苦手意識がある理由。
それというのも僕の実家の周りでは、やたらと元気が良くて大きな声で吠えまくる犬を飼っている家が多かったからです。
小心者の僕はその鳴き声と激しい動きにひたすらビビってました。
吠えるし!怖いし!何考えてるか分からないし!
犬を飼ってる友だちの家にお邪魔するには、かなりのガッツを消費するのでそれも苦手でした。
そんな状況の中で事件が起きます。
5歳下の妹が飼い主の手から離れた近所の犬にガチでおいかけられました!
小学六年生の時でした。
犬はただ遊んで欲しかっただけかもしれません。
だけどその時の僕には、大事な妹におそいかかるケダモノにしか見えなくて、玄関まで追いかけてきた彼に、渾身のお兄ちゃんパンチを食らわせました。
悪いことしたなと時々思い返すくらいには苦い思い出ですが僕も必死でした。
思えばそれが犬とは分かり合えないと僕が判断した瞬間だったのかもしれません。
僕が犬を可愛いと感じた出来事
犬が苦手で「犬とは分かり合えない」という結論を出した僕ですが、それから世間の荒波に揉まれて大人の階段をのぼる中で、犬にも犬なりに事情があるよねという状況を理解出来るようになりました。
そんな僕にまたも転機が訪れます。
彼は京都の町家旅館「薔風窓」の看板犬で名前は「プーミー」。
まだ名前も知らない初対面の時は、ものすごい大きな声で全力で僕らに向かって吠えまくるのでかなりビビりました。
でもオーナーさんが「この子ホントにバカで元気で人懐っこいから仲良くしてください」って言ってくれて、「プーミー」って名前を教えてくれた途端、
プ…
プッ。
プーミーて。
その名前の響きの間抜けさに苦手意識が麻痺したんです。
そし実際触れ合ってみると、
数分後には意気投合してまして、
なにもうこの子!連れて帰りたいんだけど!
ってなってました。
バカはバカ同士気が合ったのかもしれません。
ただ、そこまでかわいいと思える犬ってプーミーくらいでした。
それもそのはず。
犬と触れ合えるシチュエーションなんて、自分から動かない限り滅多にはありません。
犬って基本飼い主さんと一緒ですからね。
「触ってもいいですか?」
なんて気軽に聞けるわけもなく。
ええ。今の会社に来るまでは。
犬が人の顔を舐める理由
おまえ!すき!
純粋な「好き」の表現
社交性の高い犬は顔を舐めることで自分の愛情を表現します。
大きく尻尾を振りながら顔を舐めてくる場合は、「めっちゃすき!」という愛情表現です。
言葉は話せませんが、こんなふうに一生懸命に自分の気持ちを伝えているんだと思うと、唾液でべたべたにされることも、少しは我慢出来そうな気がしませんか?
いや。さすがにそこは少し戸惑いますよね。
ごきげんよう!
オオカミだったころの記憶
オオカミには上位のオオカミに対して、口を舐めることで服従を示すというあいさつがあります。
そんな遠いご先祖の記憶が犬の中に残っているって考えると、なんだか特別なものを感じませんか?
オオカミとして人と敵対するよりも、犬として人の生活に寄り添う道を選んだという、彼等の心の広さを見ている気になりませんか?
言い過ぎかな?
初対面の人間に対して顔を舐めるのは、「はじめまして!よろしくね!」の意味もあるようなので、今回の僕の件はこれに該当するのかもしれません。
ねぇ!きいてきいて!
なにかして欲しい時のアピール
これもオオカミ独特の習性で、野生の子供のオオカミは母親の口を舐めることでエサを催促するという特徴があります。
犬にもこの習性が残っていて、「あそんで!」「おなかすいた!」「かまって!」などの、自分の欲求を伝えるための手段として人の顔を舐めるんです。
何にせよ、実際に人間の口元から美味しそうな匂いを感じて舐めて、「そのたべたやつ!ぼくにもちょうだい!」て言ってるのかもと考えるとかわいく思えてきませんか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
犬が人の顔を舐めるのは、「服従・敬意・好意」つまるところ愛情表現です。
獣使いが天職のような僕ですが、犬という動物は正直苦手な存在でした。
ですがこうやって身近に触れ合うことで、とてもかわいい愛すべき存在なんだと思えるようになりました。
実際顔中舐め回されて唾液でべたべたにされるのは、正直今後もうひゃぁってなると思うんですけどね。
ですが、これからは彼等が行う精一杯の意思表示を、真正面から受け止めていきたいと思います。